酒処 はちわれ

わたしの お酒のおつまみ

こんにちは、リコリス

新しい腕時計を迎え入れた。今は訳あって、とある施設に勉強のため毎日通っているから、そこでも着けられるような派手でない時計が必要だった。

 

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真っ黒な細い革のベルトに、細長い時計盤。縦に横に自由に伸びた数字。ぱっと思い浮かんだのは、スーツを着た背の高い真面目そうな男性。わたしはものに名前をつけて、人格や風貌を空想するのが大好きだ。時計、iPhone、口紅、ポーチ、ふくろうの飾りもの、みんな名前がついている。例に漏れずこの男性にも名前をつける。と言っても、その場でぱっと思い浮かんだ単語や、語感の良いものばかりで深い意味などない。

 

この細いベルトの深い黒から、「リコリス」と名付けた。リコリス。真面目でスーツの似合うかた苦しい男性だ。名前はリコリスだけれど、彼はきっと日本人だと思う。日本人らしくきっちりと時間や約束ごとを守り、堅実に生きている人間だろう。年齢は30代くらいか。独り身で、しっかりと自立した立派なひとだ。意外にもアウトドアな趣味を持っているアクティブさも伏せ持っている。カモミール(以前から身につけているピンク色の安い時計)と一緒にいると落ち着くけれど、リコリスと一緒なら心づよいな。こんにちは、リコリス、これからよろしくね。