酒処 はちわれ

わたしの お酒のおつまみ

セーターは秋色

とにかく、着飾ることが好きだ。わたしは女だ。着飾ることはなんでも好きだ。お洋服、メイク、ネイル、ヘアアレンジ、靴、いろいろ組み合わせるのが本当に好き。ひとつだけ、男のひとに決して勘違いしてほしくないのは、女は男に気に入られるために着飾っているわけではないということだ(もちろん例外もある)。とりわけ、わたしにとってのお洒落とは、わたしの世界観を表現するための果てしのない自己満足の世界で、それはそれは細かなこだわりがいくつもある。そこに他人の目は全く必要とされていないのだ。

 

ブランドものはほとんど買わない、というよりかは、わたしはまだ学生なので買えない。買ったところで着こなせる風格も教養もセンスもまだないとも思う。だからいつも安物しか買わないけれど、それでもわたしの世界観に似合う最高の一枚を選んでいる瞬間は本当に楽しいものだ。

 

今回、わたしのアンティークで、でもどこか個性的な世界観の中に招待された一枚は、この秋色の素敵なセーターである。ダイヤのアクセサリーと、黒のベルトの細い腕時計を合わせるのがポイントだ(なんと、こんなに上品なセーターがあの『しまむら』で購入できる。これだけわざとらしくいろいろ書いておいて、購入先は学生らしく『しまむら』だ)。

 

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実際に着てみたら、わたしのころころした丸い体型もぴったりカバーしてフィットしてくれた。赤のパンツも良いが、黒の細いパンツとパンプスに合わせてシックに決めるのもいいだろうし、紺色のタイトスカートを下に履き、スニーカーでカジュアルに揃えるのも良いだろう。革靴や赤いヒールにもぴったりだ。

 

ああ、はやくこのセーターに優しく抱きしめられながら、秋の風の切ない薫りや、落ち葉を踏む心地よい音や、鈴虫たちの演奏会に参加することを楽しみたい。セーターの上におさげを揺らしながら、どんぐりや栗の棘を探し、秋の花を愛で、描き、わたしの生まれたこの愛すべき季節をからだ全体で感じたい。秋が好きだ。秋色のお洋服が好きだ。