酒処 はちわれ

わたしの お酒のおつまみ

趣味

どうしようもなく猫

わたしが幼い頃、わたしの家では黒いハチワレ柄の猫を飼っていた。彼は雑種で元野良猫であり、野性味あふれる男らしい性格の猫だった。このブログのトップ画像にもある通り、ナイフのように鋭い眼光を持った、どこか危険で妖しい猫でもあった。 彼との思い出…

いつも見ている

ヒャクニチソウは、キク科ヒャクニチソウ属、メキシコ原産の一年草で、開花時期が長く、休むことなく咲き続ける。実際の開花時期は5月から11月ごろまで。暑さにも負けず、美しい花弁を日に向かって大きく咲かせる。さまざまな品種が作られ、色とりどりの花が…

天国はきっと水色

今週のお題「わたしの好きな歌」 まるで涙ぐんだような、どんよりとした曇天の空が続くこの季節になると、スピッツの歌が聴きたくなる。スピッツといえば「チェリー」とか「空も飛べるはず」とか、ふわふわと優しくて明るいイメージがあるが、彼らの真髄はそ…

怒りの君子蘭

地元にある祖母の家は、小さい敷地なのに草木が鬱蒼としていて、色々な植物が好き放題生えている。当然虫や蛇なんかの格好の巣となっていて、夏になるとどうしても庭の中を通るのを躊躇してしまう。そんな祖母の家の裏側に勇気を振り絞って歩いてみると、立…

バブル・ストーリー

わたしは大の入浴剤好きだ。たくさんストックしておいてほとんど毎日使っているし、今まで使ってきた入浴剤は、全てスマホに感想とともに記録してある。6月15日の夜はクナイプのバスミルク・コットンミルクの香りを使って泡風呂に入った。この入浴剤は香りが…

追憶の果実たち

小さい頃からずっと変わらない大好物が果物だ。今の今まで、わたしにとっての特別で贅沢な食べものであり続けている。自分の中で特別な意味を持つモチーフはいくつかあるが、果物はそのうちの一つだ。たまの食後に出てきた苺や皮ごと食べれるぶどう、おやつ…

真夜中に溶ける

わたしが幼い頃、我が家には猫がいた。おでこが黒くはちわれの、賢い子だった。わたしが生まれる前から、人なつっこいのにどこか不器用でぶっきらぼうで、本当は優しい、猫らしい猫が我が家にはいた。 目は鋭く、他者を寄せ付けない雰囲気に包まれているが、…

祖母の絵

わたしの祖母は、それはとてもとてもわたしのことを可愛がってくれている。そんな祖母から、定期的にハガキが届く。ハガキには決まって文章の隅に油絵風のお花の絵が描かれている。これがなかなか上手い。祖母はとことん変わった人間だが、意外と器用なとこ…

冷たい鯉のような

わたしは割と仏教に興味がある方だ。だから、世界史の教科書を引っ張り出してもう一度勉強し直してみたり、仏像の展示会に行ってみたりしている。神社やお寺めぐりも大好きだ。しっかりと参拝した後に、御朱印を貰うようにしている。浅草で頂いた「大黒天」…